膀胱炎になりやすい人の特徴とは?
今日からできる予防法もご紹介
公開日:2026/10/01
「何度も膀胱炎になる…」とお悩みではありませんか?

膀胱炎は女性に多い病気で、一度治っても繰り返してしまう方も少なくありません。
- 「また膀胱炎になってしまった…」
- 「体質だから仕方ないのかな?」
そのように思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、膀胱炎にはなりやすい原因や生活習慣があり、日頃の工夫で予防できる場合もあります。
膀胱炎になりやすい人の特徴
女性
女性は尿道が短く、細菌が膀胱まで入りやすいため、男性より膀胱炎になりやすいとされています。
水分摂取が少ない人
水分不足になると尿量が減り、細菌が尿と一緒に排出されにくくなります。
こまめな水分補給は、膀胱炎予防にも大切です。
尿を我慢することが多い人
長時間尿を我慢すると、膀胱内で細菌が増えやすくなることがあります。
仕事や外出中でも、できるだけ我慢しすぎないようにしましょう。
便秘がある人
便秘が続くと腸内細菌の影響で膀胱炎のリスクが高くなることがあります。
腸内環境を整えることも、予防につながります。
性交後
性交によって細菌が尿道へ入りやすくなることがあります。
性交後は、無理のない範囲で早めに排尿すると予防に役立ちます。
閉経後の女性
閉経後は女性ホルモン(エストロゲン)の減少により、尿路の粘膜や腟内環境が変化し、膀胱炎を繰り返しやすくなることがあります。
詳しくは、当院ホームページの**「閉経後に膀胱炎が増える理由とは?」**もあわせてご覧ください。
今日からできる膀胱炎の予防法
膀胱炎を予防するためには、次のような生活習慣を心がけましょう。
- 水分をこまめに摂る
- 尿を我慢しない
- 便秘を改善する
- 陰部を清潔に保つ
- 性交後は早めに排尿する
- 十分な睡眠とバランスのよい食事で体調を整える
毎日の小さな心がけが、膀胱炎の予防につながります。
余っている抗菌薬を自己判断で飲むのはやめましょう
膀胱炎の症状が出たときに、「以前処方された抗菌薬が残っていたから飲んだ」という方もいらっしゃいます。
しかし、以前と同じような症状でも、必ずしも膀胱炎とは限りません。
尿路結石や過活動膀胱、性感染症など、別の病気が隠れていることもあります。
そのため、自己判断で抗菌薬を服用することはおすすめできません。
また、症状が良くなったからといって途中で服用をやめたり、薬を残してしまったりすると、細菌が完全にいなくならず、再発や薬が効きにくい細菌(薬剤耐性菌)が増える原因になることがあります。
膀胱炎が疑われる症状がある場合は、自己判断で抗菌薬を服用するのではなく、一度医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
繰り返す膀胱炎は一度ご相談ください
膀胱炎を何度も繰り返す場合は、
- 尿路結石
- 排尿障害
- 骨盤臓器脱
- 慢性腎臓病
- 糖尿病
- 閉経後のホルモン変化
などが関係していることもあります。
「何度も膀胱炎になるのは体質だから」と自己判断せず、一度原因を調べることをおすすめします。
女性の方も安心してご相談ください
当院では、女性の泌尿器科専門医が診察を担当しています。
膀胱炎を繰り返す原因を確認し、一人ひとりの生活スタイルや症状に合わせた予防法や治療をご提案いたします。
気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
まとめ
膀胱炎は女性に多い病気ですが、水分不足や尿を我慢する習慣、便秘、性交後、閉経後のホルモン変化など、さまざまな要因が重なって起こります。
毎日の生活習慣を見直すことで予防できる場合もありますが、膀胱炎を繰り返す場合は、別の病気が隠れていることもあります。
「体質だから仕方ない」とあきらめず、一度原因を確認してみませんか?
適切な治療や予防を行うことで、膀胱炎を繰り返さない生活を目指すことができます。
このコラムの監修医師
北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック
副院長早川 希
略 歴
- 2007.3 獨協医科大学卒業
- 2009.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2009.10 戸田中央総合病院 泌尿器科
- 2012.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2013.4 済生会川口総合病院 泌尿器科
- 2015.4 済生会川口総合病院 泌尿器科 医長
- 2016.4 江戸川病院 泌尿器科
- 2017.11 大野中央病院 泌尿器科 医長
- 2025.5 北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック副院長
資 格
- 日本泌尿器科学会認定専門医
- がん緩和ケア 研修修了
- ロボット手術 Da Vinci console surgeon certificate
所属学会
- 日本泌尿器科学会
- 日本透析医学会
- 日本移植学会







