尿路結石の痛みとは?
救急受診が必要な症状を解説
公開日:2026/09/11
突然の激しい脇腹の痛み…それは尿路結石かもしれません

- 「急に脇腹や背中が激しく痛くなった。」
- 「痛くてじっとしていられない。」
- 「吐き気もあって冷や汗が出る。」
このような症状が突然現れた場合、尿路結石が原因の可能性があります。
尿路結石は非常に強い痛みを伴うことが多い病気ですが、すべてのケースで救急受診が必要というわけではありません。
一方で、早急な治療が必要な場合もあります。
尿路結石とは?
尿路結石は、腎臓でできた石が尿管などの尿の通り道に詰まることで起こります。
石が尿管を刺激したり、尿の流れを妨げたりすることで、強い痛みが現れます。
尿路結石の痛みの特徴
尿路結石では、次のような痛みがみられます。
- 突然始まる激しい脇腹や腰の痛み
- 背中から下腹部、足の付け根へ移動するような痛み
- 波があるように強くなったり弱くなったりする痛み
- 痛みが強く、じっとしていられない
また、
- 吐き気や嘔吐
- 血尿
- 頻尿
- 排尿時の違和感
を伴うこともあります。
救急受診が必要な症状
尿路結石だけであれば、痛み止めで様子をみられる場合もあります。
しかし、次のような症状がある場合は、早めの受診や救急受診が必要です。
高い熱(38℃以上)がある
尿の流れが悪くなった状態で細菌感染を起こすと、腎盂腎炎になることがあります。
尿路が詰まったまま感染すると重症化することがあり、緊急の治療が必要になる場合があります。
痛み止めを飲んでも我慢できないほど痛い
強い痛みが続く場合は、点滴やより強い鎮痛薬が必要になることがあります。
尿がほとんど出ない・全く出ない
石が尿の流れを強く妨げている可能性があります。
特に片方しか腎臓がない方や両側に結石がある場合は、早急な対応が必要です。
吐き気や嘔吐が強く、水分が摂れない
脱水になると腎臓への負担が大きくなります。
点滴が必要になることもあるため、受診をおすすめします。
痛みが落ち着いたら治った?
尿路結石は、痛みが治まっても石が残っていることがあります。
石の位置が変わることで一時的に痛みが軽くなることもあるため、自己判断は禁物です。
症状が改善した場合でも、一度泌尿器科を受診し、結石が自然に排出されたかを確認することが大切です。
尿路結石の検査と治療
当院では、症状に応じて
- 尿検査
- 超音波検査
- レントゲン検査
- CT検査
などを行い、結石の大きさや位置を確認します。
結石の大きさによっては自然に排石することもありますが、大きい結石では薬による治療や、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、内視鏡手術などが必要になることがあります。
尿路結石を予防するには?
尿路結石は再発しやすい病気です。
予防のためには、
- 十分な水分を摂る
- 塩分を控えめにする
- バランスの良い食事を心がける
- 適度な運動を行う
など、生活習慣の見直しも大切です。
まとめ
尿路結石は、突然起こる激しい脇腹や腰の痛みが特徴です。
多くは命に関わる病気ではありませんが、
- 発熱がある
- 痛みが非常に強い
- 尿が出ない
- 吐き気や嘔吐が続く
といった症状がある場合は、早急な治療が必要になることがあります。
「そのうち治るだろう」と我慢せず、気になる症状がある場合は早めに泌尿器科を受診しましょう。
当院では、泌尿器科専門医が患者さん一人ひとりの症状に合わせて診察・治療をご提案しています。お気軽にご相談ください。
このコラムの監修医師
北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック
副院長早川 希
略 歴
- 2007.3 獨協医科大学卒業
- 2009.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2009.10 戸田中央総合病院 泌尿器科
- 2012.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2013.4 済生会川口総合病院 泌尿器科
- 2015.4 済生会川口総合病院 泌尿器科 医長
- 2016.4 江戸川病院 泌尿器科
- 2017.11 大野中央病院 泌尿器科 医長
- 2025.5 北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック副院長
資 格
- 日本泌尿器科学会認定専門医
- がん緩和ケア 研修修了
- ロボット手術 Da Vinci console surgeon certificate
所属学会
- 日本泌尿器科学会
- 日本透析医学会
- 日本移植学会







