前立腺肥大症とは?
年齢とともに増える排尿トラブル
公開日:2026/10/01
最近こんな症状はありませんか?

- トイレが近くなった
- 夜中に何度もトイレへ起きる
- 尿の勢いが弱くなった
- 排尿に時間がかかる
- 排尿後も尿が残っている感じがする
これらの症状は、加齢とともに増えてくる前立腺肥大症が関係していることがあります。
「年齢のせいだから仕方ない」と思われがちですが、治療によって改善が期待できる病気です。
前立腺肥大症とは?
前立腺は男性だけにある臓器で、膀胱のすぐ下にあり、尿道を取り囲んでいます。
年齢とともに前立腺が大きくなると、尿道が圧迫され、尿が出にくくなったり、膀胱に負担がかかったりします。
その結果、さまざまな排尿症状が現れます。
前立腺肥大症でみられる症状
前立腺肥大症では、次のような症状がよくみられます。
排尿しにくい症状
- 尿の勢いが弱い
- 排尿に時間がかかる
- 尿が途中で途切れる
- いきまないと出にくい
- 残尿感がある
尿が近くなる症状
- 頻尿
- 夜間頻尿
- 急に尿意を感じる
- トイレまで我慢できない
症状の現れ方には個人差があり、前立腺の大きさと症状の強さが必ずしも一致するわけではありません。
放置しても大丈夫?
軽い症状であれば経過観察となることもありますが、症状が進行すると
- 尿が全く出なくなる(尿閉)
- 膀胱や腎臓に負担がかかる
- 尿路感染症
- 膀胱結石
などを起こすことがあります。
気になる症状が続く場合は、早めの受診をおすすめします。
どんな検査をするの?
当院では、症状やお身体の状態に合わせて必要な検査を行います。
主な検査には、
- 尿検査
- 超音波検査
- 残尿測定
- 尿流測定
- PSA検査(前立腺がんの可能性を調べるため、必要に応じて実施)
などがあります。
検査結果をもとに、一人ひとりに合った治療をご提案します。
治療方法
症状の程度によって治療方法は異なります。
- 生活習慣の見直し
- 薬物療法
- 手術治療(必要な場合)
早い段階で治療を始めることで、症状の改善や進行の予防が期待できます。
男性の方も安心してご相談ください
「女性医師には相談しにくいのでは…」と不安に思われる方もいらっしゃいます。
しかし、泌尿器科では男性の患者さんを診療する機会も多く、前立腺肥大症は非常に多い病気です。
症状や生活で困っていることを丁寧にお伺いし、一人ひとりに合った検査・治療をご提案いたします。
男性の患者さんも多く受診されていますので、排尿のことで気になることがありましたら安心してご相談ください。
まとめ
前立腺肥大症は、年齢とともに多くの男性にみられる病気です。
頻尿や夜間頻尿、尿が出にくいなどの症状は、「年齢のせい」と思って我慢してしまう方も少なくありません。
しかし、原因を調べて適切な治療を行うことで、症状の改善が期待できます。
「最近トイレが近くなった」「尿の勢いが弱くなった」と感じたら、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
このコラムの監修医師
北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック
副院長早川 希
略 歴
- 2007.3 獨協医科大学卒業
- 2009.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2009.10 戸田中央総合病院 泌尿器科
- 2012.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2013.4 済生会川口総合病院 泌尿器科
- 2015.4 済生会川口総合病院 泌尿器科 医長
- 2016.4 江戸川病院 泌尿器科
- 2017.11 大野中央病院 泌尿器科 医長
- 2025.5 北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック副院長
資 格
- 日本泌尿器科学会認定専門医
- がん緩和ケア 研修修了
- ロボット手術 Da Vinci console surgeon certificate
所属学会
- 日本泌尿器科学会
- 日本透析医学会
- 日本移植学会







