おねしょは何歳まで様子を見ていい?
受診の目安を解説
公開日:2026/09/01
「そのうち治る」と思っていて大丈夫?

- 「もう小学生なのに、おねしょが続いている…」
- 「いつまで様子を見ていいの?」
- 「病院を受診したほうがいいのかな?」
おねしょ(夜尿症)は、成長とともに自然に改善するお子さんも多くいます。
しかし、年齢や症状によっては治療を始めた方がよい場合もあります。
今回は、おねしょの受診の目安や、ご家庭でできることをご紹介します。
おねしょは何歳までよくある?
乳幼児のおねしょは、排尿をコントロールする機能が発達途中のため、珍しいことではありません。
一般的には、5歳頃までは成長の過程としてみられることが多いとされています。
一方で、5歳を過ぎても月に1回以上おねしょが続く場合は、「夜尿症」と呼ばれます。
小学生になっても続くお子さんは少なくなく、適切な治療で改善が期待できます。
受診をおすすめする目安
次のような場合は、一度泌尿器科や小児科へ相談しましょう。
- 5歳を過ぎてもおねしょが続いている
- 小学生になっても週に何回もおねしょをする
- 一度おねしょが治ったのに再び始まった
- 昼間の尿漏れや頻尿もある
- 排尿時の痛みや血尿がある
- 強い便秘を伴っている
特に、昼間の排尿症状がある場合は、膀胱の働きや尿路に原因が隠れていることもあります。
おねしょは親の育て方が原因ではありません
- 「寝る前に水を飲ませたから?」
- 「トイレトレーニングが悪かったのかな?」
と心配される保護者の方もいらっしゃいます。
しかし、おねしょは、
- 夜間に作られる尿の量
- 膀胱の大きさや働き
- 睡眠中に目が覚めにくい体質
など、さまざまな要因が関係しています。
保護者の育て方や、お子さんの努力不足が原因ではありません。
叱ったり責めたりすると、お子さんの自信を失わせてしまうこともあるため、温かく見守ることが大切です。
ご家庭でできること
おねしょの改善には、生活習慣を整えることも大切です。
例えば、
- 規則正しい生活を送る
- 寝る直前に水分を摂り過ぎない
- 寝る前に必ずトイレへ行く
- 便秘を改善する
- おねしょをしても叱らない
これらを心がけるだけでも改善につながることがあります。
おねしょの治療にはどんなものがある?
生活習慣を見直しても改善しない場合は、
- お薬による治療
- 夜尿アラーム療法
- 排尿習慣や生活習慣の見直し
などを行います。
お子さんの年齢や生活スタイルに合わせて、無理のない方法を選択します。
まとめ
おねしょは成長とともに改善することもありますが、5歳を過ぎても続く場合や、小学生になっても頻繁にみられる場合は、一度相談することをおすすめします。
早めに原因を確認し、お子さんに合った治療を始めることで、学校生活や宿泊行事への不安が軽くなることもあります。
当院では、泌尿器科専門医がお子さんのおねしょや排尿のお悩みについて丁寧に診察しています。保護者の方の不安や疑問にも分かりやすくお答えしますので、お気軽にご相談ください。
このコラムの監修医師
北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック
副院長早川 希
略 歴
- 2007.3 獨協医科大学卒業
- 2009.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2009.10 戸田中央総合病院 泌尿器科
- 2012.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2013.4 済生会川口総合病院 泌尿器科
- 2015.4 済生会川口総合病院 泌尿器科 医長
- 2016.4 江戸川病院 泌尿器科
- 2017.11 大野中央病院 泌尿器科 医長
- 2025.5 北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック副院長
資 格
- 日本泌尿器科学会認定専門医
- がん緩和ケア 研修修了
- ロボット手術 Da Vinci console surgeon certificate
所属学会
- 日本泌尿器科学会
- 日本透析医学会
- 日本移植学会







