理学療法士による
ピラティスについて
当クリニックには、ピラティスインストラクターの資格を持つ理学療法士が2名在籍しています。
患者様の身体の不調の改善のために、ピラティスのエクササイズを運動療法の中に取り入れています。
理学療法士がピラティスのエクササイズを
指導することのメリット
医師の診察にて、理学療法介入が必要な場合に運動療法の一つとしてピラティスエクササイズを選択することがあります。
ピラティスはエクササイズごとにいくつかの難易度があり、通常のエクササイズが困難な場合でも、専門的な知識を持つ理学療法士が難易度を下げて指導することが可能です。
患者様それぞれの身体状況に応じたエクササイズを選択することが出来ます。
ピラティス(Pilates)とは
ドイツ人であるJoseph Hubertus Pilates(ジョセフH.ピラティス、1883年~1967年)が考案したボディワークです。
子供の頃、体が弱かったPilates氏自身がその悩みを改善するために考えたものが中心となっています。
それをもとに、第一次世界大戦中に負傷した兵士のリハビリテーションを目的として考えられました
Pilates氏はそれを『コントロロジー』と呼び、後に『ピラティス』と名称を変え、世界的に人気のボディワークとなりました。
ピラティスの効果
ピラティスは縮こまった筋肉のストレッチや、弱くなった筋肉を強くするという要素が一つのエクササイズの中に含まれており、とても効率的な構成になっています。
骨や関節を本来のあるべき位置に戻し、筋肉の長さを適切な状態に調整できるのがピラティスのメリットでもあります。
ピラティスには、以下のように多くの効果が期待できます。
- 腰痛
- 肩こり改善
- 反り腰やストレートネックなどの姿勢異常の改善
- 四肢・体幹筋の強化
- 柔軟性の改善
- 怪我の予防・基礎代謝のアップなど
また、畳1枚分のスペースがあれば自宅でも行うことが可能であり、日々の運動不足解消にも適しています。
ピラティスとヨガの違い
ピラティスとヨガは何が違うのかと感じる方が多いと思います。この2つは成り立ちや呼吸の仕方に違いがあります。
ピラティス
ドイツ人であるJoseph Hubertus Pilates(ジョセフH.ピラティス、1883年~1967年)が考案したボディワークです
もともとは、負傷兵に対するリハビリテーションとして考えられ、それが発展し、現在のボディワークとしてのピラティスとなりました
インナーマッスルを鍛えることができ、健康的で怪我をしにくい身体を手に入れることが出来ます。
ヨガ
ヨガは約4500年前に修行を目的として始まったのが起源と言われています。
呼吸に合わせてポーズを取り、瞑想することで心身ともに安定した状態へ導くことが目的とされています。
腹式呼吸により副交感神経が優位となり、リラックス効果やストレス改善が期待できます。
ピラティスとヨガの呼吸の違い
ピラティスは胸式呼吸、ヨガは腹式呼吸を用いて行います。
胸式呼吸
交感神経が優位となり、身体が活性化し運動がしやすくなるためインナーマッスルを鍛えるピラティスに向いています。
腹式呼吸
副交感神経が優位となり、リラックス効果があります。