血尿が出たらすぐ受診!
痛みがない血尿でも放置してはいけない理由
公開日:2026/09/11
「赤い尿が出たけれど、痛くないから様子を見ても大丈夫?」
- 「トイレで赤い尿が出て驚いた。」
- 「痛みはないけれど、そのまま様子を見てもいいの?」
血尿が出ると驚いてしまいますが、痛みがないからといって安心とは限りません。
血尿は、膀胱や腎臓など尿路からの大切なサインです。
今回は、痛みがない血尿でも早めの受診が必要な理由について解説します。
血尿には「見える血尿」と「見えない血尿」があります
血尿には、大きく分けて2つのタイプがあります。
肉眼的血尿
尿が赤色やピンク色、茶色っぽく見える状態です。
ご自身でもすぐに気づくことが多く、「血が混じっている」と分かります。
尿潜血
見た目は普通の尿ですが、健康診断や尿検査で初めて分かる血尿です。
どちらも原因を調べることが大切ですが、特に肉眼で確認できる血尿は、できるだけ早めの受診をおすすめします。
痛みがない血尿でも放置してはいけない理由
「痛みがないから大丈夫」と思われる方もいますが、痛みのない血尿は膀胱がんや腎盂・尿管がんなどの尿路のがんでみられることがあります。
もちろん、血尿の原因はがんだけではありません。
- 尿路感染症
- 尿路結石
- 前立腺肥大症(男性)
- 腎臓の病気
- 激しい運動の影響
などでも血尿が出ることがあります。
しかし、原因を見た目だけで判断することはできません。
一度だけの血尿でも、自己判断せず受診することが大切です。
血尿が自然に止まっても安心はできません
血尿は、一度だけ出て自然に止まることがあります。
しかし、血尿が止まったからといって原因がなくなったとは限りません。
特に痛みのない血尿では、重大な病気が隠れていることもあるため、症状が消えても一度検査を受けることをおすすめします。
泌尿器科ではどんな検査をするの?
血尿の原因を調べるために、症状に応じて次のような検査を行います。
- 尿検査
- 血液検査
- 超音波検査
- レントゲン・CT検査
- 膀胱鏡検査(必要に応じて)
原因を確認したうえで、患者さん一人ひとりに適した治療をご提案します。
こんなときは早めに受診しましょう
次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
- 赤い尿が出た
- 血尿を繰り返す
- 血のかたまりが混じる
- 排尿時の痛みを伴う
- 発熱や腰の痛みがある
- 健康診断で尿潜血を指摘されたことがある
まとめ
血尿は、痛みがなくても放置してはいけない症状の一つです。
一度だけだったとしても、膀胱や腎臓、尿管などの病気が隠れていることがあります。
早めに原因を調べることで、治療につながる病気を見つけられる場合も少なくありません。
当院では、泌尿器科専門医が血尿の原因を丁寧に調べ、患者さん一人ひとりに合わせた検査・治療をご提案しています。
「痛みがないから大丈夫かな?」と迷ったときも、お気軽にご相談ください。
このコラムの監修医師
北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック
副院長早川 希
略 歴
- 2007.3 獨協医科大学卒業
- 2009.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2009.10 戸田中央総合病院 泌尿器科
- 2012.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2013.4 済生会川口総合病院 泌尿器科
- 2015.4 済生会川口総合病院 泌尿器科 医長
- 2016.4 江戸川病院 泌尿器科
- 2017.11 大野中央病院 泌尿器科 医長
- 2025.5 北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック副院長
資 格
- 日本泌尿器科学会認定専門医
- がん緩和ケア 研修修了
- ロボット手術 Da Vinci console surgeon certificate
所属学会
- 日本泌尿器科学会
- 日本透析医学会
- 日本移植学会







