健康診断でクレアチニンが
高いと診断されたら?
クレアチニンとは?
クレアチニンは、筋肉の代謝によって生じる老廃物のひとつで、主に腎臓から尿として排出されます。
健康診断などの血液検査で「クレアチニン値が高い」と言われた場合、それは腎機能が低下している可能性を示しているサインです。
クレアチニン値が高くなる原因
クレアチニン値が高くなる原因は以下のようなものが考えられます。
- 高血圧や糖尿病が原因
- 筋肉量(筋肉が多い人は高めに出やすい)
- 一時的な影響
筋肉量が多い方はクレアチニン値が高くなる傾向があるほか、一時的な要因で値が高くなっている場合もあります。
しかし、継続的に高い値を示す場合は慢性腎臓病(CKD)の疑いもあるため、血液検査や尿検査、腹部超音波検査などで詳しく調べる必要があります。
腎臓の状態を知るには「eGFR」が大切
クレアチニンだけでは腎機能を正確に把握できないため、推算糸球体濾過量(eGFR)という指標を併せて確認することが推奨されます。
eGFRは年齢や性別も加味した数値で、腎臓がどれだけ血液をろ過できているかを表します。
健康診断の中にこのeGFRも含まれている場合もあります。
このような方は一度ご相談ください
クレアチニン値が高いだけでは、自覚症状がないことも多いです。
ですが慢性腎臓病(CKD)などの病気が原因となっている場合、早急な対応をしないと透析治療など、日常生活への負担が大きい治療が必要になってしまいます。以下に当てはまる方は、一度ご相談ください。
- 健診で「クレアチニンが高め」と言われた
- eGFRが60未満と言われた
- むくみ・尿量の変化・疲れやすさなどがある
- 高血圧や糖尿病がある
腎機能は一度悪くなると元に戻すのが難しいため、早期の対応が非常に重要です。
精密検査と専門医による診断で皆様をサポートいたします
当院では、血液検査・尿検査・腹部超音波検査など専門の検査ができるほか、腎臓病、腎不全、腎臓移植の管理を行ってきた泌尿器科の専門医が薬剤や生活習慣の評価を行い、進行を防ぐサポートをいたします。
「今の数値がどれくらい心配なのか?」「治療が必要なのか?」といった疑問にも、丁寧にお答えしますので、どうぞお気軽にご相談ください。