腰の病気でトイレが近くなる?
腰痛と排尿障害の関係
公開日:2026/09/01
「腰が痛くなってからトイレが近くなった気がする…」
「腰痛と頻尿は関係あるの?」
「整形外科に行くべき?それとも泌尿器科?」
このような疑問を持つ方は少なくありません。
実は、腰の病気が排尿に影響することがあります。また、頻尿や尿漏れがあることで活動量が減り、腰痛が悪化することもあります。
今回は、腰痛と排尿障害の関係について、整形外科と泌尿器科の両方の視点から分かりやすく解説します。
腰の病気が排尿に影響することがあります
膀胱や尿道の働きは、腰から出る神経によってコントロールされています。
そのため、
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 加齢による脊椎の変化
などで神経が圧迫されると、排尿に影響が出ることがあります。
症状としては、
- トイレが近い(頻尿)
- 急に尿意を感じる
- 尿が出にくい
- 排尿後もすっきりしない
- 尿漏れ
などがみられることがあります。
こんな症状には注意が必要です
腰痛だけでなく、
- 足のしびれ
- 足に力が入りにくい
- 歩きにくい
- 会陰部(陰部や肛門周囲)の感覚が鈍い
- 尿が出なくなった、便が出にくくなった
といった症状を伴う場合は、神経の障害が原因となっている可能性があります。
特に、急に尿が出なくなったり、会陰部の感覚が鈍くなったりした場合は、早めの受診が必要です。
頻尿だけが原因ではないことも
「トイレが近い」と感じても、原因は膀胱だけとは限りません。
例えば、
- 過活動膀胱
- 前立腺肥大症(男性)
- 膀胱炎
- 糖尿病
- 腰の病気による神経の影響
など、さまざまな原因が考えられます。
原因によって治療法は異なるため、正確な診断が大切です。
リハビリが症状の改善につながることもあります

腰痛や筋力低下、姿勢の乱れがある場合には、リハビリテーションが症状の改善につながることがあります。
理学療法士によるリハビリでは、
- 腰への負担を減らす姿勢の指導
- 体幹や下肢の筋力トレーニング
- 柔軟性の改善
- 安全な歩行の練習
- 日常生活での動作指導
などを行い、腰痛の改善や再発予防を目指します。
また、体を動かしやすくなることで活動量が増え、排尿に関するお悩みの改善につながる場合もあります。
※排尿障害そのものをリハビリだけで治療できるわけではありませんが、原因や状態に応じて運動療法が役立つことがあります。
当院だからできる「整形外科・泌尿器科・リハビリ」の連携
当院は、整形外科・泌尿器科・リハビリテーションが連携して診療を行えることが大きな特徴です。
例えば、
- 腰痛と頻尿が同時にある
- 腰の病気が排尿に影響していないか調べたい
- 足腰の筋力低下も気になる
- 腰痛を改善しながら生活の質も高めたい
といった場合でも、それぞれの専門職が連携し、患者さん一人ひとりに合わせた治療をご提案できます。
「どちらの診療科を受診すればよいか分からない」という方も、安心してご相談ください。
こんな方はご相談ください
次のような症状がある方は、一度受診をおすすめします。
- 腰痛と頻尿が同時にある
- 腰の痛みとともに尿漏れが気になる
- 足のしびれや歩きにくさもある
- 尿が出にくい、残尿感がある
- 腰痛で活動量が減り、排尿の悩みも増えてきた
まとめ
腰痛と排尿障害は、一見関係がないように思えますが、神経や筋力、歩行機能などを介して互いに影響し合うことがあります。
そのため、腰だけ、膀胱だけを見るのではなく、体全体を総合的に評価することが大切です。
当院では、女性泌尿器科専門医、整形外科、リハビリテーションスタッフが連携し、排尿のお悩みと運動機能の両面からサポートしています。
「腰も痛いし、トイレも近い」という方も、一つのクリニックでまとめてご相談いただけますので、お気軽にご相談ください。
このコラムの監修医師
北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック
副院長早川 希
略 歴
- 2007.3 獨協医科大学卒業
- 2009.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2009.10 戸田中央総合病院 泌尿器科
- 2012.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2013.4 済生会川口総合病院 泌尿器科
- 2015.4 済生会川口総合病院 泌尿器科 医長
- 2016.4 江戸川病院 泌尿器科
- 2017.11 大野中央病院 泌尿器科 医長
- 2025.5 北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック副院長
資 格
- 日本泌尿器科学会認定専門医
- がん緩和ケア 研修修了
- ロボット手術 Da Vinci console surgeon certificate
所属学会
- 日本泌尿器科学会
- 日本透析医学会
- 日本移植学会







