むくみがあるときは何科を受診する?
原因と受診の目安を解説
公開日:2026/09/01

「夕方になると足がむくむ…」
「朝起きると顔が腫れぼったい…」
「むくみが続いているけれど、何科を受診すればいいの?」
むくみは、疲れや長時間の立ち仕事などが原因で起こることもありますが、腎臓や心臓などの病気が隠れている場合もあります。
今回は、むくみの主な原因と、受診の目安について分かりやすくご紹介します。
むくみとは?
むくみ(浮腫)とは、皮膚や皮下に余分な水分がたまった状態です。
一時的なむくみであれば心配のないことも多いですが、数日以上続く場合や、急に強くなった場合は病気が原因となっている可能性があります。
むくみの主な原因
むくみの原因には、次のようなものがあります。
生活習慣によるもの
- 長時間の立ち仕事・座り仕事
- 塩分の摂りすぎ
- 睡眠不足
- 運動不足
病気によるもの
- 腎臓の病気
- 心臓の病気(心不全など)
- 肝臓の病気
- 甲状腺の病気
- 下肢静脈瘤やリンパ浮腫 など
腎臓の病気でもむくみが起こります
腎臓は、体の水分や塩分のバランスを調整する大切な臓器です。
腎機能が低下すると余分な水分や塩分を十分に排泄できず、足や顔などにむくみが現れることがあります。
また、尿たんぱくが多く出る病気では、血液中のたんぱく質が減ることで、全身にむくみが起こることもあります。
むくみがあるときは何科を受診すればいい?
むくみの原因によって、受診する診療科は異なります。
泌尿器科
次のような方は、腎臓が原因の可能性もあるため、一度ご相談ください。
- 健康診断で尿たんぱくや尿潜血を指摘された
- eGFRが低い、クレアチニンが高いと言われた
- 尿量が減った、または泡立つ尿が続く
- むくみが数日以上続いている
循環器内科
- 息切れや動悸がある
- 横になると息苦しい
- 急激に体重が増えた
消化器内科
- 黄疸(皮膚や白目が黄色い)
- 肝機能異常を指摘された
血管外科・皮膚科など
- 片足だけが腫れている
- 下肢静脈瘤がある
- リンパ浮腫が疑われる
原因が分からない場合は、まずはかかりつけ医や内科、または症状に応じた診療科へ相談すると安心です。
早めの受診をおすすめする症状
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- むくみが急に強くなった
- 両足だけでなく顔や全身もむくむ
- 尿量が減った
- 血尿や尿たんぱくを指摘された
- 息苦しさや胸の痛みを伴う
当院でできること
当院では、むくみの原因として腎臓の病気が疑われる場合に、
- 尿検査
- 血液検査
- 腎臓・膀胱の超音波検査(エコー)
などを行い、原因を詳しく調べます。
腎臓病・腎不全・腎臓移植の管理に携わってきた泌尿器科専門医が、一人ひとりの症状や検査結果を丁寧に評価し、必要に応じて他の診療科とも連携しながら診療いたします。
まとめ
むくみは一時的な疲れや生活習慣が原因の場合もありますが、腎臓や心臓などの病気のサインであることもあります。
「いつもと違うむくみが続く」「健康診断で腎機能や尿検査の異常を指摘された」という方は、放置せず早めに医療機関へ相談しましょう。
当院では、腎臓が原因かどうかを含めて原因を丁寧に調べ、一人ひとりに合った治療をご提案いたします。
このコラムの監修医師
北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック
副院長早川 希
略 歴
- 2007.3 獨協医科大学卒業
- 2009.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2009.10 戸田中央総合病院 泌尿器科
- 2012.4 東京女子医科大学 泌尿器科
- 2013.4 済生会川口総合病院 泌尿器科
- 2015.4 済生会川口総合病院 泌尿器科 医長
- 2016.4 江戸川病院 泌尿器科
- 2017.11 大野中央病院 泌尿器科 医長
- 2025.5 北戸田ナノ整形外科泌尿器科クリニック副院長
資 格
- 日本泌尿器科学会認定専門医
- がん緩和ケア 研修修了
- ロボット手術 Da Vinci console surgeon certificate
所属学会
- 日本泌尿器科学会
- 日本透析医学会
- 日本移植学会







